貸金業者は氏名・住所・年収など多くの個人情報を扱います。まずは個人情報保護法が使う三つの言葉の意味を、正確に区別できるようにしましょう。
先生、『個人情報』って名前とか住所のことですよね? ぜんぶ同じ意味だと思ってましたぁ。
気持ちはわかるけれど、法律ではていねいに区別するのよ。
まず個人情報は、氏名など特定の個人を識別できる情報のことね。
先生、他の情報と照合すれば分かる場合も含みますよね。
そうよ。
単独では分からなくても、容易に照合して個人を識別できるならそれも個人情報。
マイナンバーや運転免許証番号のような符号もそうね。
じゃあ『個人データ』ってのは何が違うの? 名前が似てて紛らわしいんだけど。
いいところに気づいたわ。個人データは、検索できるように整理されたデータベースの中身になった個人情報のことなの。
補足すると、名刺をただ束ねただけでなく、五十音順など検索できる形にまとめたものが個人情報データベース等ですね。
ふぇぇ〜、じゃあ『保有個人データ』はまた別ですかぁ?
ええ。保有個人データは、事業者が本人の求めに応じて開示や訂正、消去などをできる立場にある個人データを指すのよ。
なるほど、外側から順番に個人情報→個人データ→保有個人データって絞られてくイメージじゃん?
そのイメージでいいわ。
定義の違いは選択肢のひっかけになりやすいから、ここは絶対に落とせないところよ。
順番で覚えれば大丈夫そうですぅ。
えへへ。
確認クイズ
個人情報保護法上の用語に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 個人情報とは、検索できるように整理されたデータベースの中身になった情報だけをいう
- 個人データとは、個人情報データベース等を構成する個人情報をいう
- 保有個人データとは、生存するかどうかを問わずすべての個人に関する情報をいう
- 個人情報には、他の情報と照合して個人を識別できるものは含まれない
こたえを見る
正解: 2. 個人データとは、個人情報データベース等を構成する個人情報をいう
正解は2。個人データは、個人情報データベース等を構成する個人情報をいいます。個人情報はデータベース化される前の段階でも該当し、他の情報と容易に照合して個人を識別できるものも含みます。保有個人データは、事業者が開示・訂正・利用停止等の権限を持つ個人データを指します。