民法の全体像と権利能力

貸付けや保証の土台となる民法とは何か。私法の一般法という位置づけと、権利能力・意思能力・行為能力の違いをやさしく整理します。

貸付けや保証の土台となるのが民法です。まずは民法がどんな法律で、「権利能力」とは何かという出発点を押さえましょう。

夏川 ひより(普段) 夏川 ひより

ねぇ先生、民法って貸金業の勉強とどう関係あるの?

小野寺 琴葉 先生(笑顔) 小野寺 琴葉 先生

いい質問ね。
お金の貸し借りや保証も契約、つまり民法のルールの上に成り立っているのよ。

青山 栞(普段) 青山 栞

補足すると、民法は私法の一般法で、特別法がなければ民法が適用されますよね。

桃瀬 美羽(笑顔) 桃瀬 美羽

ふぇぇ、じゃあ民法は土台なんですねぇ。

小野寺 琴葉 先生(普段) 小野寺 琴葉 先生

そうよ。
その民法で最初に出てくるのが権利能力。
人は生まれた時にこれを得るの。

夏川 ひより(びっくり) 夏川 ひより

生まれた時から? 赤ちゃんでも?

小野寺 琴葉 先生(笑顔) 小野寺 琴葉 先生

ええ。
私権の享有は出生に始まる、と定められているの。
だから自然人は誰でも権利の主体になれるのよ。

青山 栞(普段) 青山 栞

それとは別に、判断力に関わる意思能力と行為能力がありますね。

小野寺 琴葉 先生(普段) 小野寺 琴葉 先生

そう。
意思能力を欠く状態でした法律行為は無効。
行為能力が制限される人は次回くわしく学ぶわ。

夏川 ひより(笑い) 夏川 ひより

要は『誰が権利を持てて、誰が単独で契約できるか』って話だね!

桃瀬 美羽(笑顔) 桃瀬 美羽

順番に整理できたら覚えやすいですぅ。

確認クイズ

民法における権利能力に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 権利能力は成年に達した時から認められる
  2. 自然人の権利能力は出生に始まり、死亡によって終了する
  3. 意思能力を欠く者がした法律行為は取り消すことができる
  4. 民法は公法に属する特別法である
こたえを見る

正解: 2. 自然人の権利能力は出生に始まり、死亡によって終了する

正解は2。自然人の権利能力は出生に始まり、死亡により終了します。権利能力は成年到達ではなく出生時から認められ、意思能力を欠く者の法律行為は取消しではなく無効です。また民法は私法の一般法です。

小野寺琴葉先生、青山栞が図書室で読書会を楽しむ様子

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