財務諸表を読み解くには、まず会計の土台である「会計期間」と「簿記」の仕組みを知る必要があります。ここから会計の入り口を押さえましょう。
ねぇ先生、会社の成績ってどうやって計算するの? 一年ごとに区切ったりするの?
いい入り口ね。
会社は会計期間を区切って、その間の成績をまとめるのよ。
先生、質問があります。
その取引を記録する技術が簿記ですよね。
ええ。
取引を漏れなく記録して、最後に貸借対照表や損益計算書へまとめる土台になるのね。
ふぇぇ…『複式』ってよく聞くんですけど、何が複なんですかぁ?
いい質問ね。複式簿記は、一つの取引を必ず二つの側面で書くの。
補足すると、左側を借方、右側を貸方と呼びますね。
へぇ、左と右で必ず金額が一致するってこと?
そのとおり。
借方の合計と貸方の合計は必ず一致するのよ。
これを貸借平均の原理というの。
だから左右がそろってると安心なんですねぇ。
要は『取引を二面で書いて、左右をそろえる』ってことじゃん?
ふふ、その理解で十分よ。
ここが会計のいちばんの土台ね。
確認クイズ
複式簿記の説明として、最も適切なものはどれか。
- 一つの取引を一つの側面だけで記録する方法
- 一つの取引を借方と貸方の二つの面から記録する方法
- 現金の増減のみを記録する方法
- 会計期間を区切らずに記録する方法
こたえを見る
正解: 2. 一つの取引を借方と貸方の二つの面から記録する方法
正解は2。複式簿記は一つの取引を原因と結果の二面(借方=左・貸方=右)から記録し、借方合計と貸方合計が必ず一致します。一つの側面だけで記録するのは単式簿記であり、複式簿記とは異なります。