景品表示法は不当表示だけでなく、行き過ぎたおまけ、つまり過大な景品類も規制しています。なぜ景品に上限があるのか、その考え方を押さえましょう。
先生、豪華なおまけをたくさん付けるのって、お客にとってはうれしいのに、どうしてダメなんですかぁ?
やさしい疑問ね。
でも景品類が行き過ぎると、中身より景品でお客を釣る競争になってしまうの。
あー、それって本当にいい商品が選ばれなくなるってことじゃん?
そういうこと。
だから景品表示法は過大な景品類の制限を設けて、景品の額に上限をかけているのよ。
先生、景品にはいくつか種類がありますよね。
抽選で当たるものと、もれなくもらえるものです。
よく知っているわね。
抽選などで提供する懸賞と、取引すれば誰にでも付ける総付景品とで、上限の決め方が分かれているの。
ふぇぇ〜、上限って取引の金額で変わったりするんですかぁ?
ええ。
たとえば総付景品なら、取引価額が1,000円未満のときは景品の最高額は200円まで、といった具合に、取引の額に応じて決まるのよ。
細かい数字は大変そうだけど、要は『おまけは取引の額に見合う範囲まで』ってことだよね?
そのとおりです。
細かな金額よりも、上限を設けて過大な景品を防ぐという趣旨を押さえるのが大切ですね。
そう。
試験では制度の考え方を問われることが多いから、趣旨を中心に理解しておきましょう。
おまけの行き過ぎを止める、って覚えますぅ。
えへへ。
確認クイズ
景品類の制限に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 景品類の額には、どのような場合でも一切の上限が定められていない
- 過大な景品類の提供は、商品の質による競争をゆがめるおそれがあるため制限されている
- もれなく提供する景品には上限があるが、抽選で提供する景品には上限がない
- 景品類とは、取引とは無関係に提供される金銭のみをいう
こたえを見る
正解: 2. 過大な景品類の提供は、商品の質による競争をゆがめるおそれがあるため制限されている
正解は2。過大な景品類は、商品の品質そのものではなくおまけの豪華さで競争させ、消費者の適切な選択をゆがめるおそれがあるため制限されています。懸賞・総付景品などに応じて最高額や総額の上限が定められており、景品類は取引に付随して提供される経済上の利益を指します。