カードローンのように何度も借りられる契約は、通常の貸付けと書面のルールが少し違います。極度方式基本契約の仕組みを押さえましょう。
カードローンって、一回契約すると何回も借りられるじゃん?
あれって普通の貸付けと同じ扱いなの?
いいところに気づいたわね。
ああいう契約を極度方式基本契約というのよ。
あらかじめ定めた極度額の範囲内なら、繰り返し借り入れられる仕組みですね。
ふぇぇ、その場合も書面はもらえるんですかぁ?
ええ。
まず基本契約を結んだときに、その基本契約についての書面を交付するの。
極度額や貸付利率などが記載されるわ。
じゃあ、実際に借りるたびには何かないの?
個々の貸付けごとに、原則として17条書面(契約締結時の書面)が交付されます。
基本契約の書面と、個別の書面の二本立てですね。
そう。
基本契約の段階と、個々の借入れの段階、両方で書面が問題になるのがポイントよ。
二段階なんですねぇ。
覚えておきますぅ。
要は『枠を作る契約』と『その枠から借りる』で、それぞれ書面がいるってこと?
その理解で合っています。
なお、一定の場合は個別書面をマンスリーステートメントで簡素化できる特例もあります。
これは次のテーマにつながる話ね。
まずは基本契約書面と個別書面の二段構えを押さえましょう。
確認クイズ
極度方式基本契約に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 一度きりの貸付けだけを対象とする契約である
- あらかじめ定めた極度額の範囲内で、反復して貸付けを受けられる基本契約である
- 基本契約を締結した場合、書面の交付は一切不要である
- 個々の貸付けについては、書面を交付してはならない
こたえを見る
正解: 2. あらかじめ定めた極度額の範囲内で、反復して貸付けを受けられる基本契約である
正解は2。極度方式基本契約は、あらかじめ定めた極度額の範囲内で反復して貸付けを受けられる基本契約です。基本契約締結時にはその基本契約の書面を、個々の極度方式貸付けごとにも原則として契約締結時の書面を交付します。