決算書は、読み方を知れば会社の安全性や収益性を数字で語ってくれます。代表的な財務諸表分析の指標をいくつか押さえておきましょう。
決算書を見て、会社が安全かどうか分かるの?
分かるわ。
いくつかの比率を使うのよ。
まず短期の支払能力をみる流動比率ね。
流動比率=流動資産÷流動負債×100で、一般に200%以上が望ましいとされますね。
そのとおり。
次に会社全体の安全性をみる自己資本比率よ。
ふぇぇ、比率がいっぱい…収益性も分かるんですかぁ?
分かるわ。ROAは総資産に対する利益の割合ね。
そしてROEは、株主が出したお金に対する利益の割合です。
ROAは全部の資産、ROEは自分のお金に対する利益、って違いか!
よく整理できたわね。
安全性は流動比率・自己資本比率、収益性はROA・ROEで見るのが基本よ。
比率が高いほどいい、というものが多いんですねぇ。
要は『安全性』と『収益性』を数字でチェックするってこと?
そのとおり。
まずはこの4つを押さえましょう。
確認クイズ
自己資本比率の説明として、最も適切なものはどれか。
- 流動資産÷流動負債×100で計算し、短期の支払能力を示す
- 自己資本÷総資本×100で計算し、高いほど財務の安全性が高い
- 当期純利益÷自己資本×100で計算し、株主資本の収益性を示す
- 売上高÷総資産で計算し、資産の回転効率を示す
こたえを見る
正解: 2. 自己資本÷総資本×100で計算し、高いほど財務の安全性が高い
正解は2。自己資本比率は「自己資本÷総資本×100」で計算し、数値が高いほど返済不要の資本の割合が大きく、財務の安全性が高いと判断されます。選択肢1は流動比率、3はROE、4は総資産回転率の説明です。