紙の手形に代わり、電子的に管理される新しい金銭債権があります。電子記録債権の仕組みを学びましょう。
先生、手形って紙でしょ? 今どき電子でやったりしないの?
いいところに気づいたわね。
それが電子記録債権よ。
紙ではなく電子で管理するの。
補足すると、根拠になるのは電子記録債権法ですね。
そのとおり。
手形や指名債権譲渡が抱えていた不便を克服するために作られた制度なの。
ふぇぇ、どうやって『発生』するんですかぁ?
電子債権記録機関の記録原簿に発生記録をすることで、債権が生まれるのよ。
譲るときも電子でやるの?
そうよ。譲渡記録によって、権利を移すの。
紙の受け渡しがいらないのね。
紙の手形のように紛失・盗難のリスクが小さく、分割して譲渡しやすい利点もありますね。
よく整理できているわ。
電子記録という点さえ押さえれば、発想は手形と似ているのよ。
電子だから記録が残って安心なんですねぇ。
要は『紙の手形を電子にしたもの、記録で発生して記録で譲渡する』ってことね!
確認クイズ
電子記録債権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 電子記録債権は、紙の証券の交付によって発生する
- 電子記録債権は、記録原簿への発生記録によって発生する
- 電子記録債権を譲渡するには、必ず紙の手形を裏書しなければならない
- 電子記録債権には、根拠となる法律が存在しない
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正解: 2. 電子記録債権は、記録原簿への発生記録によって発生する
正解は2。電子記録債権は、電子債権記録機関の記録原簿への発生記録によって発生します。譲渡も譲渡記録によって行われ、根拠法として電子記録債権法があり、紙の証券の交付や裏書は要しません。