不動産を担保に取る代表的な手段が抵当権です。目的物を手元に残したまま担保にできる非占有担保という特徴を理解しましょう。
せんせぇ、家を担保にお金を借りると、その家は取り上げられちゃうんですかぁ?
いいえ。
それが抵当権のいいところ。
占有を移さずに担保にできるのよ。
え、住み続けたまま借りられるの?
そう。
だから抵当権は非占有担保と呼ばれるの。
設定者は今までどおり使えるわ。
抵当権は被担保債権を担保しますね。
目的物は不動産のほか、地上権や永小作権も対象です。
よく整理できているわね。
もし返済できなければ、抵当権を実行して競売にかけ、その代金から優先的に回収するの。
他にお金を貸してる人がいても、先に返してもらえるのぉ?
ええ。
抵当権者は他の債権者に先立って弁済を受けられるの。
これが優先弁済的効力よ。
その抵当権って、口約束でも第三者に主張できるの?
いいえ。
第三者に対抗するには登記が必要よ。
抵当権も登記して初めて安心なの。
占有を移さない分、公示として登記が重要になるわけですね。
住みながら担保にできて、登記が大事…覚えましたぁ。
確認クイズ
抵当権に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 抵当権を設定すると、目的物の占有は直ちに債権者に移転する
- 抵当権は、目的物の占有を設定者にとどめたまま設定できる非占有担保である
- 抵当権者は、他の債権者と常に平等の割合でしか弁済を受けられない
- 抵当権は、登記をしなくても常に第三者に対抗できる
こたえを見る
正解: 2. 抵当権は、目的物の占有を設定者にとどめたまま設定できる非占有担保である
正解は2。抵当権は占有を移さない非占有担保で、設定者は目的物を使い続けられます。抵当権者は他の債権者に優先して弁済を受けられ、第三者に対抗するには登記が必要です。